卒業に近くなると、「知網」という言葉の検索率グングン上がっている。2018 年前、「知網」を知らない人が多いかもしれませんが、あの以後知らない人がほとんどいない。きっかけは、2018 年 8 月 26 日、中国名俳優翟天臨氏はライブ中、ネトモからの質問に「知網はなに? 」と答えた 。その後、より多くのネトモが彼の博士号が偽造または不正である可能性について疑問を呈した。調べた結果、彼が発表した博士論文には、3,000文字未満の内40%以上を他人の論文から盗用した。
*中国学術情報データベース(CNKI:China Naitonal Knowledge Infrastructure)は、中国の総合的な学術情報データベースで、学術雑誌、重要新聞、博士・学位論文、重要学術会議論文などの各種データベー スを収録しています。(国立国会図書館)
近年、中国の学者の間で、論文の売買、代理執筆、盗作データの先制公開などの学術不正が蔓延し、国際的な注目を集めていた。中国科学技術部は最近、不正な論文を修正、または研究プロジェクトを撤回、関連担当者に処分など手を打ったが、例年増えていく報道から見ると、効果がわずか。なぜ中国の学術不正が繰り返し、禁止されても続けるのか?
過去 10 年間で、中国の研究成果の成長率は世界の平均年間成長率のほぼ 2 倍になったが、当時に米国と EU の成長率は世界の年間成長率の半分未満でした。今世紀の初め以来、経済及び文化の課題に対して、中国の研究開発費の成長率は米国を大幅に上回っていると報道された。しかし、学術論文の撤回を追跡する非政府組織である撤回監視のデータによると、中国は国際的に有名な雑誌に掲載された文章を偽造発見されたため、撤回原稿の割合で世界第1位だった。
中国には、盗作などの学術的不正行為に対する罰則がないわけではない。科学研究機関もしく大学にはそれぞれ対応方法と規則もある。問題は、ほとんどの場合、内部処理の形で終わらせ、結果だけ報告。具体的な調査内容を公に公表されてなかった。結局、何を調べた、誰を調べた、何人調べた、一切わからない。それで処罰メカニズムの実際の有効性と抑止機能は極めて低下している。
発表のために発表、という心理と現状を変わらないと、盗作なども続けるだどう。